History - History of FINTEX of LONDON

1881
FINTEX of LONDON 創業
1881年、ジョージ・ペンドルによって、服地専門店としてロンドンのゴールデンスクエアで創業されました。
1889
チャールズ入社
1889年、ジョージ・ペンドルの息子チャールズが入社し、ハダーズフィールド(英国イングランド北部、ヨークシャー南西部の町)で4年以上にわたり、伝統あるヨークシャー流の毛織物の商売、製織の技術及びそれに関わる特殊技術を学びました。
1906
新社長誕生
1906年、ジョージ・ペンドルが引退し、息子チャールズが跡を継ぎました。
1913
織物の耳文字を考案
1913年、チャールズは織物の耳に社名(ブランド名)を織り込むことを考案しました。
創業当時のFINTEX of LONDON

創業当時のFINTEX of LONDON(1881)

創業当時のGOLDEN SQUAREのイラスト

創業当時のGOLDEN SQUAREのイラスト(1881)

1921
”FINTEX”商標登録
1921年、チャールズはペンドル・アンド・リヴェット社を設立登記し、素晴らしい織物”fine texture"という意味の商品名”FINTEX”を正式名称とし、商標として登録しました。まもなく、FINTEXは最高級服地の代名詞となり、後に英国内外を問わず、類似品が多く出回りました。
1928
日本で商標登録
1928年、日本で商標登録を行いました。
1931
アルゼンチンにおける大英国展に出展
ジョージ・ペンドル2世がFINTEX展示ブースを指揮し、地元メディアの取材に応じました。この展示会で”FINTEX”の名を広めることに成功しました。1920年代から30年代にかけて南アメリカは会社にとって極めて重要でした。
1920年代
〜1930年代
北南米・北欧・東欧・アラブ諸国での販売拡大
FINTEXは世界各国において販売店・または代理店契約を結びその知名度を拡大しました。北南米ではアメリカ・カナダ・メキシコ・コスタリカ・アルゼンチン・ボリビア・ウルグアイ。東欧ではクロアチア・ルーマニア・セルビア。北欧ではノルウェー。アラブではエジプト・パレスチナ。アジアでは日本、香港で展開。その後の経済の窮状や戦争の影響で、南米やアラブ諸国での需要は落ち込みましたが、極東アジアでの需要は大きく、韓国も新たな市場として加わりました。
商品登録証

日本での商品登録証(1928)

大英国展のチケット

大英国展のチケット(1931)

オープン当時のザグレブ店の様子

オープン当時のザグレブ店の様子(1930)

1946
ジョージ・ペンドル2世社長就任
1946年、ジョージ・ペンドル2世が社長に就任
1950
日本のクレー商会と代理店契約
日本におけるFINTEXの販売拡大のため、クレー商会と代理店契約を結びました。
1973
香港のA.PANG COMAPNY(現在の社名)と代理店契約
1920年代初頭から香港で販売を始めており、1973年に現在のA.PANG COMAPNYと代理店契約を結びました。
1977
ロイ・べトリークック社長就任
1977年、ジョージ・ペンドル2世が他界した後、初めてペンドル家以外の、ロイ・べトリークックが社長に就任しました。
1984
韓国のHANHYOP TRADINGと代理店契約
経済的にも成長めざましい韓国での販売の充実を計るため、HANHYOP TRADINGと代理店契約を結びました。
1990
英国クイーンズアウォード賞受賞
1990年、英国で最も名誉ある”クイーンズアウォード”賞の輸出業績部門賞を受賞しました。 
ジョージ・ペンドル2世

ジョージ・ペンドル2世(1946)

クイーンズアウォードの賞状

クイーンズアウォードの賞状(1990)

2005
FINTEXのロゴデザインをリニューアル
FINTEXのロゴを、かつて使用していた八角形のデザインを元にリニューアルしました。
2006
FINTEXのコレクション“SCOTCH FINTEX”を復活
FINTEXのかつてのコレクション”SCOTCH FINTEX”を20年ぶりに復活しました。このジャケット地のコレクションの復活により、FINTEX服地コレクションの充実を計ります。
ジャケット地のコレクション

ジャケット地のコレクション(2006)

2007
FINTEXのコレクション“ENGLISH FINTEX NEW TREND”を立ち上げる
今までのFINTEXにないトレンドカラーを取り入れたコレクション"ENGLISH FINTEX NEW TREND"をスタートしました。素材にもこだわり、さりげない大人のオシャレを追及しています。
 
FINTEXネクタイコレクションをリニューアルスタート
品質にこだわるFINTEXが、最高級のシルクを使い、英国で何十年もネクタイを作り続けているマイスターの管理の元、すべてハンドメイドによるネクタイコレクションをリニューアルスタートしました。
 
FINTEXのコレクション“FINEST OF THE FINE”のSUPER180's WOOLをリリース
FINTEXの中でも最高級ラインのコレクション”FINEST OF THE FINE”のSUPER180's ウール100%をリリースしました。タスマニア島で大切に飼育された羊から限られた原毛を厳選のうえ使用しました。
最高級のシルクネクタイ

最高級のシルクネクタイ(2007)

2008
FINTEXシャツコレクションをスタート
FINTEXの服地やネクタイにふさわしいシャツを、との要望に応え、シャツコレクションをスタートしました。
 
シンガポールのN.J.BHAGWAN&COと代理店契約
シンガポールのN.J.BHAGWAN&COと代理店契約を結びました。シンガポール・タイ・マレーシア・インドの東南アジアの販売をカバーします。
シャツコレクション

シャツコレクション(2008)

シンガポール店外観

シンガポール店外観(2008)

2009
FINTEX of LONDONのアーカイブから”DOUBLE CLOTH(ダブルクロス)”がコレクションに復活
今では珍しいしっかりとした厚みが特徴の“ダブルクロス”は英国製らしいしっかりとし た打ち込みによって織り上げられたスーツ地。過去のアーカイブを現代の技術で再現した他にはないコレクションです。仕立てると暖かく、きれいなシルエットに仕上がります。
FINTEXのコレクション“ENGLISH FINTEX”にロンドンシュランク仕上げの サキソニー地コレクションが登場
手間と時間がかかることで知られるフィニッシングのロンドンシュランクで仕上げたスーツ地は、独特の風合いと温かみを備えた落ち着いたコレクションです。
WOVEN LABELS

WOVEN LABELS(2009)

2010
FINTEXのコレクション“ENGLISHFINTEX”にフライヤースパンモヘアが登場
今となっては入手が難しいフライヤースパンのキッドモヘアを60%使用したS/Sの美しいスーツ地です。そのシャリ感と輝く艶は、他と一線を画する気品漂う服地です。
FINTEXのコレクション”ENGLISH FINTEX”にロンドンシュランク仕上げのカヴァードクロスが登場
ロンドンシュランクで仕上げた重厚感のあるカヴァードクロスは、そのしっかりとした厚みとしなやかさがコート地にふさわしく、またスーツ地にも仕立て映えのするコレクション。この生地だからこそ実現する美しいシルエットは、着用時に最もその魅力を発揮します。
商品登録証

カヴァートクロス(2010)

大英国展のチケット

フライヤースパンモヘア(2010)

2011
FINTEXのコレクション“SUPREME ENGLISH FINTEX”にカシミアのスーツ地が登場
上質なカシミアを100%使用した梳毛タイプのスーツ地で、17柄の豊富なヴァリエーションで構成されています。最も贅沢なスーツ地コレクションの一つと言えるでしょう。

カシミアスーツ地(2011)

2012
秋冬シーズンから新しい“FINLANA”ブランドをスタート
新たなFINTEX of LONDONのブランドとして、英国の服地の素晴らしさをより多くのエグゼクティブの方々に知って頂くために、新しいブリティッシュセンスを織り込んだ“フィンラナ”が登場しました。
Men’sExに“FINLANA”の広告を掲載スタート
2012年以降、毎年秋冬・春夏シーズンの広告を定期的に掲載
“SAVILE ROW COLLECTION”秋冬用バンチブックサンプルがデビュー
バンチブックサンプル“サヴィル・ロウ・コレクション”のA/Wコレクションが登場。クラシックなスーパーファインウールを使用し、やわらかな風合いとやさしいドレープが魅力のスーツ地コレクションです。

Mens Ex FINLANA(2012)

FINTEX AD ON MEN’s EX

2013
FINTEXのコレクション”EXCELLENT ENGLISH FINTEX”にSuper 160’sウールのジャケット地コレクションが登場
super160’sを100%使用して織り上げた上品で滑らかな風合いのジャケット地コレクションです。

super160s ウールジャケット地(2013)

2014
“SAVILE ROW COLLECTION”春夏用バンチブックサンプルがデビュー
バンチブックサンプル“サヴィル・ロウ・コレクション”の春夏コレクションが登場。摩擦にも強く丈夫な平織り(トロピカル)とソフトな風合いと肌触りで美しい光沢が特徴の綾織り(ツイル)の2タイプで構成されているコレクションです。

SAVILE ROW COLLECTION(2014)

2015
“BOND STREET”秋冬用バンチブックサンプルがデビュー
バンチブックサンプル“ボンド・ストリート”秋冬用コレクションが登場。特別にブレンドされたウールを縦、横、ともに双糸で丹念に織り上げたこの服地は、ハリとコシのある風合いが特徴で、美しい艶も兼ね備えたエレガントなコレクションです。
FINTEXの新ブランド”BLUEFINTEX”が秋冬から登場
今まで FINTEX of LONDONの服地に出会ってこなかった紳士に向けて送るエントリーブランド”ブルー・フィンテックス”。FINTEX of LONDONが最も大切にしているクオリティにおいても妥協することなく、それでいてアクセスしやすいコレクションとして展開しています。

BOND STREET(2015)

2016
FINTEXのコレクションに”IRISH FINTEX”が登場
100%ウールを平織でしっかり織り上げ、英国の歴史と伝統を感じる風合い豊かな服地に仕上げた“アイリッシュ・フィンテックス”。主に英国やアイルランドの貴族が19世紀-20世紀にハンティングなどで着ていたベーシックカラーのツイードジャケット地コレクションを現代でも着用しやすいように通常に比べ軽めの目付けにアレンジしました。
2017
FINTEXネクタイコレクションにニューカラーが追加
フォーマル用、ペイズリー、ボールドストライプ柄といった新たな柄が加わり、豊富なバリエーションになりました。
FINTEXのコレクション”ENGLISH FINTEX”にsuper160’s & SILKが登場
super160’s に25%SILKが入ったラグジュアリーコレクションは、そのデリケートな素材感にシルクの光沢がマッチした上質な着心地を約束してくれるスーツ地コレクションです。
“FINLANA“秋冬シーズンはフォークランドウールを使用したコレクション
生産量の少ない希少なフォークランドウールを使用し、温かみある風合いと素材感が魅力のコレクションです。

super160s&silk(2017)

2018
FINTEXの新たなブランド“FINTEX MONARCH”が秋冬からスタート
”フィンテックス・モナーク”は、今までのスーツ地にクラス感を増したスーツコレクションです。着こなしやすいベーシックでハリとコシのあるスーツ地は、ビジネスシーンに欠かせない1着となるでしょう。
FINTEXのコレクション“SUPREME ENGLISH FINTEX”にカシミアスーツ地が登場
内モンゴル産カシミアの厳選された毛を紡績した大変希少価値のある梳毛繊維を使用し、英国の伝統ある工場で手間と時間をかけて織り上げました。カシミアならではの柔らかく暖かい風合いと美しいシルクのような光沢を合わせ持つ、贅沢な逸品です。

FINTEX MONARCH(2018)

2019
FINTEXのコレクション“ENGLISHFINTEX”にExtrafineMerinoWoolを使用したスーツ地が登場
デイリーに着用頂けるよう、厳選された Extrafine Merino Woolをソフトでしなやかな服地に織り上げた、英国らしい落ち着いた印象のスーツ地コレクションです。
HENRY POOLEとFINTEX of LONDONのコラボレーション企画“VICTORIOUS(ヴィクトリアス)”スーツ地が登場
秋冬シーズンに好まれる少し起毛したタイプの、しっかり織り上げられた無地とストライプで構成されたクラシックエレガントなコレクションです。英国の技術と伝統を代表するHENRY POOLEとFINTEX of LONDONによる素晴らしいコレクションです。

Extrafine Merino Wool(2019)

HENRY POOLE x FINTEX of LONDON collaboration "VICTORIOUS"(2019)

2020
FINTEXの”ENGLISH FINTEX”にウール・シルク・リネンのジャケットコレクションが登場
イタリアの上質なシルクとリネンの糸を使い、細番手のウールとブレンドして織り上げた上品で爽快なジャケット素材です。
HENRY POOLEとFINTEX of LONDONのコラボレーション企画“PRESTIGIOUS(プレステージアス)とSPLENDOR(スプレンダー)”スーツ地が登場
初春から春夏に着用頂けるように、綾織りタイプのPRESTIGIOUSと平織りタイプのSPLENDORの2タイプの展開。ベーシックな色柄のラインナップで、クオリティにこだわる英国モダンの分かる紳士に向けたコレクションです。
FINTEX of LONDONのインスタグラムをスタート
より多くの方にFINTEXの魅力を感じて頂くために、素材や歴史などを紹介
FINTEXの広告をメルセデスベンツの季刊誌“MERCEDES Me”(メルセデス・ミー・マガジン)に掲載
 
FINTEXのフォーマルコレクションに新たなタキシードクロスが登場
Super150‘sウールを使用し、しなやかで滑らかかつ、艶のある上質感と存在感のあるタキシードクロスです。

HENRY POOLE x FINTEX of LONDON collaboration “SPLENDOR”(2020)

ウールシルクリネンジャケット地(2020)

タキシードクロス(2020)

2021
FINTEXの”ENGLISHFINTEX”コレクションにサンクロスが登場
Super130’s wool100%で織り上げた程よい目付としなやかで丈夫なスーツ地です。シンプルで鮮やかなブルー、ベージュを基調としたグレー、ペールイエローは光によって見え方の違う、洗練されたサンクロスとして紳士服に欠かせないコレクションです。
“FINLANA“秋冬コレクションをクラシックテイストの色柄で再現
FINTEX of LONDONコレクションの約50年前のアーカイブの中から選んだ色柄を現代のテイストも織り交ぜて構成。懐かしさが逆に新しく感じる趣あるコレクションです。

サンクロス(2021)

↑ Page Top

FINTEX of LONDON